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藤崎孝敏 個展
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藤崎孝敏 2004年個展

藤崎孝敏 2004年個展

 

藤崎孝敏 2004年個展

 


流離のボヘミアンとしてヨーロッパを旅しておよそ20年。
孤高の画家・藤崎孝敏が失われつつある魂の存在を油彩・ドローイング20余点に込めた最新作。
銀座・藤屋画廊にて「藤崎孝敏個展ー亡失の傍ー」を
2004年11月23日より12月4日の12日間開催いたしました。

冬枯れのパリの寒空の下を虚ろに歩く人。
裏町の安酒場の片隅でこちらをじっと凝視する男、
街角に佇む疲れ果てた娼婦の哀愁の眼差し、
過酷な運命を背負った虐げられし幼子たち・・・。
藤崎孝敏の描く人間は、存在の限界ぎりぎりのところに立たされながらも尚、
その存在と魂の輝きが美しく発光している。

その血の色のような紅、
今にも千切れそうな張詰めた青、
底なし沼のような闇の漆黒、
闇の中に薄ぼんやりと発光を始めた白・・・。
色彩のそれらの一つ一つが描かれた人物の魂の有り様として、
見る側の我々の魂に折り重なるようにして入り込んでくる。

作品を前にすると何故か分らない。胸が締め付けられるような息苦しさと、
胸の高鳴りを覚える。
何が描かれているのかではない。何のために描かれているのかなのだ。
何気なく置かれた部屋の片隅のワイン瓶や、テーブルの上にさり気なく置かれた野の花でさえ、
画家の魂の有り様が見え、鑑賞する側の魂までが見えてくる。
その私の魂と描かれたものと画家の魂が融合し共鳴するからこそ 
深い喜びと感動があり、心の深淵に刻まれる。


1955年 熊本県生まれ。
パリのモンマルトルに異邦人として過ごしおよそ20年。
異様なまでの緊迫感と同時に暖かくも優しい眼差しで、
魂をその絵具と筆に込めながらキャンバス布の上に完全に定着させた画家。
美しいものは何年、何十年、何百年経ってもその美しさは色褪せることなく輝きを失うことはない。
これこそが藤崎孝敏の芸術なのだと知らされる。

 

 

 

フローラ 500x727 

 

 


庭師クロード 606x803 


 


11月のブルターニュ 380x455


 

ギャルソン/ジョン・マリーの肖像 805x805 


 

アレキサンドルの息子 P10号


 

残り雪のモンマルトル 455x530 


 

ポルトの丘  4号


 

アトリエの静物 655x455